この青空に約束を─



作品情報:2006年 戯画


はじめに:
過程作りはやっぱ秀逸。脱帽。
BGMのせいで、って感もあるけど、そこはゲームなのでまぁ甘めに見るということで。


音楽:A
シリーズ中、全体的に曲のクオリティが一番高いと感じた。シーンをしっかりと盛り上げるような演出・曲調がとても良かった。オープニング、エンディング共に良曲。
思うけど、他のゲームと違うとこは良曲をいかんなく発揮できているというとこ。シーンに応じて曲調を流すタイミングとかが上手いからさらに曲が映えるんだと思う。


絵:B+
前作とそんなに変わりはないと思う(良い意味で)。
立ち絵の表情バリエーションが多いのはよかった。


シナリオ:A-
しっかりと前半部分(各キャラルート)が練りこまれていて感情移入しやすい。だから後半部分(グランドエンディング)で世界に浸ることができる。前半部分が軽ければ多分普通な作品になってただろう。
仲良くなっていく過程等を描き出すのはやっぱ上手い


システム:B+
スタート画面がなかなか凝っている。朝夜などの時間帯や日にちで暗くなったり雨が降ったりBGMに変化があったりとする。これが意外と世界に引き込んでくれるモノがある。ちなみに前作からあるシステムボイスも健在。


たいがい3回戦は無い:A-
得ろシーンがちょっとだれる程長いのはマイナス要素ではあるが、良作。


-分かり易いまとめ-
絵       ★★★★☆☆ 量多い上に全体的に一定の水準を保っている
シナリオ    ★★★★★☆ 弱い人はとことん弱い、擬似家族展開のラスト 演出も相まってさらに良し
音楽      ★★★★★★ 個人的には流すタイミングが巧ければ神品質の曲じゃなくても良いんだと思う そんな具合
個人的お勧め度 ★★★★★☆ 擬似家族の丁寧な過程と展開
システム    ★★★☆☆☆
使用度     ★★★★☆☆ ちょっとクドく感じるけど
総合評価    ★★★★★☆