FOLKLORE JAM




作品情報:2003年 HERMIT



はじめに:
もろに短編物語クオリティ。
恋愛要素薄いおかげで恋愛ゲームしてる感覚ほとんどなかった。(得ろかったけど)
というより共通(日常)ルートでのミステリー探索も実際は物語の本筋と関係のあるイベントになっちゃっててずっとソレが影を潜めてるからなんだかどっちに移入すればいいんだよ的なことになった。ゴーストバスターズみたいな感じでぜんぜん本筋には関係ない幽霊やら探索やらのイベントをもうちょっと増やしてくれた方が個人的には嬉しかったなー。



音楽:A
なかなかいい品質だと思われる。
1話ずつ読ませる構成なのか合間に合間に挿入されるOPEDも、結構良いし。



絵:B+
個人的にはかなり好みだけど立ち絵の方が安定しててCGが可愛くないという始末。
体つきとか凄い魅力的なのにCGの時の顔が不安定すぎる。
何故か水篠姉妹のCGだけめちゃくちゃ高品質。
そんなことよりメイドとの4PCG欲しかった。いやわりとマジで



シナリオ:B+
一応話数区切ってみたいな仕様で、まぁそれだけが要因じゃないけどとりあえず飽きはしないテンポの良さ
日常描写と恋愛過程辺りは悲惨な出来だけどそれでもプレイ中断には至らないのはそういった配分が巧いからだろう。
若干主人公にヘタレ要素がありなおかつ登場女性キャラの方が強い事が多々なんでイラっとする会話もちょいちょいあった。
話自体はまぁまぁ面白いんだけど思ってたより膨らまなかった。
言葉遊びが秀逸とかそんなんどうでもいい、ダレない作りならなんでもいい。



キャラ:B+
描写が薄いのとメイン3人の叫ぶとか驚くとかなんかそのへんのちょっとした感情演技(声)が微妙。棒読みとかあんま言いたくないけど文字なぞってるようにしか聞こえん。
サブのメイドとか保健の先生辺りのほうが巧い。というか色気担当なのに艶を感じないみたいながっかりババアの方がわりと傾向として多いのに対し、この先生はかなりのハマり役な上に巧いから、だいぶ当たりなんじゃないかなぁと思います。




システム:B+
最初のほうの聞き込みMAPはいいと思うけど後半のMAP選択はいらないだろう。クリック判定も狭い小さいで鬱陶しいです。
文字やUI辺りは文句なし。




総評:B+
読みやすさと息切れのなさを兼ね備えたテキストではあるが内容は短編品質なので肩透かし食らう可能性も。
雰囲気は結構いいと思うのでミステリー要素が混ざった系統をプレイしたいなら選択肢に入るか、というところ。
個人的には恋愛描写が薄いので評価は低いです。


-分かり易いまとめ-
絵       ★★★☆☆☆ CGになった途端クオリティダウン
シナリオ    ★★★☆☆☆ テンポは良い
音楽      ★★★★★☆ 
個人的お勧め度 ★★★☆☆☆ 
システム    ★★★★★☆ 
使用度     ★★★☆☆☆ 
総合評価    ★★★☆☆☆