Lien 〜終わらない君の唄〜




作品情報:2000年 Purple



はじめに:
名作というか厳密に言うと準名作くらいの立ち位置。
簡単な内容としては、主人公死んじゃったけど猶予あげるだけど最後にはバイバイ、みたいな。



音楽:A-
結構いいけど得ろシーン微妙か。
シナリオのせいかED曲が3割くらい強化されて聴こえる。いやまぁ元々いいんだけれども。



絵:A-
デフォルメいいし背景いいし違和感ないしCG巧いし。一部微妙だが。
金髪とか原色べたべたみたいなのがいなくて、そこがまた作品に合ってる。



シナリオ:A
若干日常イベントなどのテキストにクセはあるものの特に気にならないのであれば高品質かと。
最初ずっとこんな感じだと微妙かなと思ったがシリアス部分で本領発揮しまくっててびっくりした。そもそも表現がかなりうまい気がする。
登場人物の心情や言動にイラつく事がほとんどない上に日常とシリアス部分の緩急のつけ方がかなり巧い。
配分の仕方がいいのかどうかわかんないけど、ベタっぽい展開でも飽きないし読むのが止まらない感じ。

主人公がかなり好印象。プレイした中でもだいぶ上にくるレベルかもしれない。
読んでて、あーそれ言っちゃうならこう思っててほしいなぁってのを全部描写してくれてて、例えば「んー?なんか言った?」って発言したあとに照れ隠しであることを補ってくれてたり。なんかそれのおかげで共感とか納得がすごいできた。



システム:C
残念ながらリアルタイムでプレイしてないのでOSが2kかVistaしかなく案の定動作しないっていう。
だもんで、先人様方の色々をもってして頑張ってPC素人がレジストリ弄ったりしましたよ、ええ。(時間かかった)
それでも画面表示は結構おかしいので説明書のゲーム画面参考にした。
あと同じ台詞のところを同ボイスで補ってるのはちょっと意味わかんない。怠慢だろ。
スキップも全然スキップじゃないレベルで止まる。
バックログ無し。セーブ9個くらい。



総評:A
プレイ環境を整える時点で壁が立ちはだかるが、どうにかしてでもやる価値はあるクオリティー。テキストも高品質。
切なく暖かい余韻を感じることができる一品。


-分かり易いまとめ-
絵       ★★★★☆☆ 
シナリオ    ★★★★★★ 切ないEndに弱い
音楽      ★★★☆☆☆ 
個人的お勧め度 ★★★★★★ 
システム    ★☆☆☆☆☆ 
使用度     ★★☆☆☆☆ 
総合評価    ★★★★★☆