絶望したから他のプレイ

(若干過去から引用)

最近なんだか妙に語ってる感じがして凄く気持ちが悪い駄文ばかり垂れ流してる気がしてならない・・・何様だ俺。
まぁ自分のブログなんで好きな事書きますけどもね。


残暑お見舞い申し上げます。をプレイ中。

途中までやっておいて放棄してたのでほとんど導入部分も覚えてないし改めて最初から。
あれ?そこまでな印象である作品だったと記憶してるんだけど、なんか結構いい感じだ。

9/2追記。


とか言ってたら雲行きが怪しくなってきた。




多分というか自信もって言えるけどこれシナリオ担当二人くらいいる。つーかパケ買った時にその辺見てないのも迂闊というか、まぁ確認したら二人でした。
割とそんなことはよくある話ですが、お互いの担当がキャラ設定に対して打ち合わせしたの?ってくらいお粗末。主人公の性格が違うとかロゴにもデザインされているカメラのフィルムが示すように撮影のお話があるけどそれもだいぶずれてたり。
逆に狙ってそういう風にしたとしても成功してないと思う。


憶測だけど
スズナ・アリサ・委員長・基地外ピンクをAルート。
かな・みおをBルート。
っつう風にして二人で分けて担当してたんだと思う。
序章もBルート臭がする。
偶然にもプレイした順番がBルートの二人だったんだけど、そこからAルート入ったらその・・・なんつーか・・・ランクダウン。
主人公の知的でずる賢くて悪党で得ろくて、だけどなんか憎めない勢いとかで物語と世界が回っていくBルートのテキストが本当に面白かったんだけど、Aになった途端もうなんか学園テンプレの普通の主人公になっててすげー失速。日常描写+本筋に行く過程のコツコツ感は確かに必要だけど別に笑える話とか起伏がなくて割とつまらないしいい具合にカットも出来てないせいでダレ発生を防ぎきれていない。他のヒロインもA仕様になった途端無難な形を維持してるだけの性格になっちゃってるし(基地外ロリ以外)もう何これ別作品ですか。ていうか止めていいですか。



なんかどの作品でもダレる事をやや過剰に嫌っている節が僕にはありますが、否定はしないです。
むしろ読み物(つってもゲームだけど)には重要な事だと思うし、そのジャンル全体のプレイ意欲を削ぐ形にもなり兼ねないので勘弁してほしいです。



Bルートのテキスト具合↓

田舎学園物なんですけど、ダムで村が消える云々の話を冒頭から引っ張りだしてきて状況を作り上げてる設定で、割と初めの掴みがすんなり入れたという点は凄いでかい。そういう出来事って主人公の周囲紹介を長ったらしく登校風景やら日常描写やらを絡めて発動させた後にイベントとして出してくる事が多くて、その紹介描写がやっぱり物語が動き出さないとわかってるからだるく感じるわけなんですね。まぁ先に状況を作ってても紹介描写から逃れている事にはならないんだけど、そういう物語がすでに動いている中での描写自体がもはやある意味特殊というか、飽きがきにくいスタイルであるのは確かだと思う。なんか自分で言ってて意味がよくわからんけど。
そういった掴みプラス、テキストが軽くて読みやすい。ライトノベルっぽいと前も言ってたかもだけど、そんな感じの読みやすさ。逆を言えば安っぽいってことになっちゃうんだけれども・・・。朝起きる主人公はもはや定番だけど、そこからの出来事を全て「〜である」みたいに説明せずに削るとこは削って要点はしっかりまとめてはい次みたいな、つまりテンポがなかなか良い。主人公も周りのキャラもさばさばしていて会話も結構面白い。幼馴染との照れとか「何か言ったか?」「・・・なんでもない」みたいなべたべた感がないのもなかなか。勢いこそ負けるもののつよきすっぽいテキストだなーと思った。勢いはあるけどそのベクトルが違うっつうか。
あと各々のルートに入った時は一切出てこないキャラとかもいて、その削りの潔さも良いなと思った。無理に全員出して変に長引くよりは絶対良いと思う。

絵は上質。立ち絵は差があるけど一枚絵はかなり良いんじゃないかこれ。
強いて悪いとこを挙げるなら主人公とヒロインたち。
やたら登場人物が(主人公とか主だけど)貞操が低いっつうか下(ネタ)がなんか多い。露骨。さっきも言った勢いだったりライトなテキストと絡めてきて笑える部分もあるけど、連続でこられるとやっぱ持続はしない気がする。結局それシナリオの面白さじゃないじゃんみたいな。じゃっかん引くところがあったので苦手な人がいそうでした。
あとは知る喜びもあるんだけどさっさと次行けやみたいなのもあったり。
まぁあとはさっきいったルートごとのシナリオ・設定があまりに違うこと。



かな終了。

こっからルート別
みお:あえていうと謎キャラ(いろんな意味で)お嬢様
お嬢様ルートですが、キャラが定まってないというか、無知なのか天然なのかちょっといたずらっ子なのかよくわからない。のおかげで魅力があまり伝わってこない。魅力というとちょっと違うのかもしれないけど、つまりはどういった属性で見ればよいのかわからずうまくキャラに入り込めないといった感じ。個人的にはやや天然臭を入れてくれると嬉しかったりしました。
シナリオラストは割と満足ではあるのだけれども、最後の最後でグダったという感じ。終盤がだらだらと続くのは良かったんだけど何を表したかったのかが明確になってないというか。「ヒロインが主人公と出会い辛い過去や境遇を乗り切って、最後は楽しく、そして幸せに生きれた」なのか、「ヒロインが死んで絶望して、でも、逃げずに現実と立ち向かい時にはくじけそうになるけど踏ん張って歩き続けた主人公」なのか、最終的にもそれがよくわからずじまいな感じ。そのどちらでもあるって言えばそうだし、納得はできる部分もあるんですけどね。シナリオの勢いからしてあんまり物語に関してあーだこーだ言う部類の作品ではないのですが、そういった勢いで上手く仕上げてるシナリオの中でもシリアス調なルートだったと思うし、であればそういった本筋が必要ではないかなと思うわけですよ。それを意識しているからこそ、非情だけれどそれを突き通す結末になったんであろうし、細かく描写しているんだろうなとは思いますが。なんか惜しい気がしました。
最後の方でヒロインの生まれ変わりみたいな設定のキャラクターが出てきますが、そのキャラがポロっと言った一言が過去のあの場面と被った、みたいなこともなく、単なる孫設定で日常を流してエンド。そっからタイトルとセリフを繋げてくるし。まぁだからこそ「あの日と今と」って意味合いなんだろうけども。夏の出来事の過程をもっと深くして未来へのつなぎを上手いことするか、ばっさり終わらせて綺麗にしめても良かった気がします。
冒頭でも言いましたが不満というかちょっとだけ気になった点があったというくらいなもので、最終的には満足なシナリオでした。


かな:ロリのじゃ猫+お色気年上
ファンタジー要素を絡めてきててどうかなといった節はありましたが、もうそんなことはどうでもいいくらいにぶっ飛んでて良かった。
何が良かったって話だけど、あえていうなら、勢いで最後までしっかり持っていきなおかつ上手く物語を展開していた点。ぶっちゃけこうこられるとああだこうだ推測したり考えたりするのが馬鹿馬鹿しく感じられてくるのが正直なところで、付き合う過程だってああいうぶっ飛ばし方されるともうああこれはこれで良いなとか思っちゃう。むしろ逆にあの展開がだるさをカットしている一因でもあるし。
そういった勢いにあてられて、やってる時は純粋に物語を楽しめてたしそして何より自身が惹きこまれていたということは、やはり秀逸な出来だったという事なんだと思う。ジャンルがジャンルだけにぶっ飛んでる話だけど何気しっかり筋も通ってたりするし。
キャラ的にも上質。色んな意味で。そして個人的に。割と第一線レベルだと思う。
どうでもいいけど河童良キャラすぎるだろ。おもろいわ格好良いわ可愛いわなんだこのキャラ。素晴らしい。






システムは基本的なことは一通りできますが、別窓を開くと音楽や進行がストップする仕様です。エンディングや間奏に入った時の一枚絵の配置が違和感。もっと綺麗にレイアウトできる気がする…。クリア後におまけ要素の説明があるのですが、読んでるうちに画面が進んでしまってよくわからなかったというのがイラつきました。