アッチむいて恋



作品情報:2010年 ASa project



はじめに:
予想の遥か下をいく出来でがっかりした。
とある事情で女装しそれを隠しながら寮生活し二重生活楽しんでね物語なんだけど、キャラの裏を知りつつ寮生活と学園生活を楽しくプレイみたいな仕様にしたかったんだろうけど、ぶっちゃけ全然機能してない
隠し事をしている時点で寮生活なんて素直にワイワイ楽しめるわけでもない、ってのが相当足引っ張ってて、なおかつ日常描写、掘り下げ、煮込み、まぁなんでもいいけどそれが甘くてたいして面白くないからかなり見てられない。
主人公自身が言ってるじゃん罪悪感あるって。じゃあやめろよ、と。
最初辺りは勢いがあって「ああ結構面白くなりそう」と感じたがすぐに息切れ感が見え隠れ。笑うイベントですよ的なのを大きくもってきちゃって失敗してるタイプ。面白い事とかはさらっと流した方が実は面白いのに。だからピンク髪は本当の意味でムードメーカーになってたと思う。
ピンク髪がいなかったら本当に悲惨な作品になってただろコレ…。



音楽:B
乱発というか使い方が下手。
品質も普通。



絵:B
可愛さでごまかしてるが破綻が多い。
つーか立ち絵で腕が破綻してるってどういうこと…。
ぶっ倒れてモザイクかかってるのは面白かったけど。



シナリオ:B
キャラに愛着がわくどころか共通でもやけに突っ掛かってきたり押しに弱い主人公だったりでイライラが多い。
というか、寮生活なんて最高な舞台を持ってきてるのに何故こんな形にしかできなかったんだろう。
最初から即効でバレて、最初険悪ムードな連中もいたりするけどイベントやらなんやらで少しずつ認め合える仲になっていく序盤を描いておき、共通〜個別辺りでどんどん仲よくなっていくみんなでワイワイ寮生活日常、のほうが普通に面白かったと思う。そもそも雰囲気は良いからなおさらもったないというか。
共通でもキャラ達の掘り下げ微妙だわ隠し事あるから素直に寮生活送れなくて没入感ないわそもそもイベント無難なこと多くて面白くないわで結構酷い。
ピンク髪がいないと終わってたレベル。



声:
贔屓だろうがなんだろうが言わせてもらうと、遠野そよぎは神。



システム:B
アイキャッチ的なものが意味のわからんタイミングでなおかつ複数入ってきて鬱陶しい。



総評:B
面白いのは本当に最初だけでだんだんと化けの皮がはがれていく感じ。
女装モノ・学園モノ、どちらにしても弱い。
中盤辺りからギブアップしそうになった。


-分かり易いまとめ-
絵       ★★☆☆☆☆ 
シナリオ    ★★☆☆☆☆ 
音楽      ★★★☆☆☆ 
個人的お勧め度 ★☆☆☆☆☆ 
システム    ★★☆☆☆☆ 
使用度     ★☆☆☆☆☆ 
総合評価    ★★☆☆☆☆